HOME > 日本一わかりやすい中国商標 > 中国商標とは > 徹底した先願主義制度である中国商標
徹底した先願主義制度である中国商標
中国の商標権というのは、日本と同じように先願主義となっております。この先願主義は日本よりもとにかく徹底しており、早い者勝ちで次々と日本の企業やブランド名など、未だ中国の商標を取得していないものであれば第三者が出願をしてしまっているということもあり、トラブルになっているケースもあるのです。
たとえば日本で名前が知られている歴史ある有名なブランドであっても、中国で展開をする際には中国商標をとる必要があります。歴史が100年あっても200年あったとしても、中国で先に商標の申請をした人が圧倒的に有利になるのです。
中国へ進出する前に展示会などで新しい商品について発表するというとき、何処まで情報を出すのかということはきちんと考えなくてはなりません。
その情報で勝手に商標の抜け駆け申請をされてしまうということも多々あります。
中国でのビジネス展開を考えているのであれば、まず最初に商標登録について考えていかなくてはなりません。
もしすでに第三者に商標権を取られてしまっているというのであれば、その登録を無効化する手続きをするということはとても難しいですので、その商標を買い取ったり、もしくはまた全く違うブランドでのビジネス展開を考えていかなくてはなりません。
- 「中国商標とは」に関するその他の記事
-
- 中国の商標に関わっている機関
- 中国商標登録後に権利を譲渡をしたい場合
- 中国商標の異議申立制度について
- 中国において登録できない商標の主な例
- 中国商標制度の概要
- 中国馳名商標とはどのようなものか
- 中国商標は日本で商標登録がされているかどうかは無関係
- 中国商標の審査で拒絶されてしまった場合の対応
- 中国で商標登録されたものは香港やマカオでも有効?
- 中国商標の分類
- 徹底した先願主義制度である中国商標
- 中国の団体商標制度について
- 中国での著名商標が持つ意味
- 中国商標法に関する規制について
- 中国商標登録の保護対象のもの
- 中国商標においての先使用権
- 国際出願と中国に直接出願、どちらが良い?
- 中国商標に使用できる言語
- 中国での同一商標の複数区分申請について
すべてのカテゴリ一覧
日中商標権情報センターについて

(社)日中商標権情報センターでは、中国における商標権の制度や冒認申請の実態などを情報発信し、日本企業の中華圏における商標調査、アドバイスを通して中華圏における日本企業の円滑な経済活動に寄与できるよう活動しています。
> 社団概要はこちら