世界から見た中国商標の傾向/日本一わかりやすい中国商標

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世界から見た中国商標の傾向

中国の商標出願の現状

■中国商標は出願数世界一

中国への商標出願数というのは、世界一位であり、ここ最近では毎年増加傾向にあります。

一年でおよそ160万件もの申請数がありますので、この数は日本と比べても13倍程度になります。

その中でも特に外国からの申請数の伸びというのが顕著です。日本からの申請数というのもiPad事件以降からかなり増えてきています。

この申請数の多さに商標の審査が追いつかずに、登録までにかかる時間はかなりかかっておりますので、出来るだけ早めの申請をおこなうことをオススメいたします。

 

■商標冒認出願のトラブルも増加している

こうした申請数の多さというのは、純粋に中国にてブランド展開をおこなっていくために必要な商標登録ということだけではなく、商標冒認出願もかなり増加してきております。

中国商標というのは、先願主義を採用しておりますので、第三者が出願をして登録されてしまいますと、そのブランド名や企業名を実際に使用している人であってもその後同じ商標を登録することが出来なくなってしまいます。日本企業もこういったトラブルに巻き込まれているケースも多々御座います。このようなトラブルがとても増えてきているのも中国商標の現状です。

外国の地名を中国商標登録する場合

■外国の地名に関しての中国商標法の考え方

中国商標法では、一般的な中国国民によく知られている一定の市以上の外国の地名に関しましては、基本的に商標の申請は出来ないことになっております。

ポイントになってくるのが、中国国民の認知度ということです。日本ではよく知られている有名な地名であっても、中国では全く知られていないということであれば中国商標の申請が出来てしまう可能性がありますので、地名が勝手に商標申請されていたというトラブルが多くあります。

地名が先に登録されてしまっているという場合には、その地名を使用したサービスや商品などを中国で展開するということは難しくなります。

 

■地名を使用したいという場合には

中国でも有名な地名を商標登録したいといった場合には、通常の商標出願ではなく、地理商標か証明商標として商品名につけて登録することは可能です。たとえば、地名とブランド名を組み合わせて登録したいという場合に、そのままの商標登録では拒絶されてしまうことがあるのですが、地理商標や証明商標にすることによってクリアしていくことが可能になります。こういった細かい違いなどにつきましては、中国商標に精通している専門家に任せて出願をした方が安心ですし間違いなく手続きが出来るでしょう。

 

中国国外からの商標申請件数

■急増している海外からの申請

中国の商標申請件数というのはとても多く、年々増え続けておりその数は世界一となっており、まさに商標大国と言えるでしょう。さらに近年は中国以外の外国からの申請が急増しているという傾向に御座います。

中国ビジネスへの進出を考えている海外の企業やブランドなどがとても多く、巨大マーケットを狙った申請が増えています。

 

■日本からの申請も増加している

中国ビジネス進出を考えている日本の企業も多いために、日本から中国商標の申請も増えてきております。

特に、大きなニュースになったiPad事件以降急増しております。

このiPad事件というのは、アップルの製品であるiPadという商標を、先に中国企業が登録していたために、アップル社がiPadを中国国内で販売できなくなってしまったというトラブルです。このトラブル解決は裁判でおこなわれ、結局アップルが中国企業に対して莫大なお金を払うことになってしまったという事件なのです。

もし中国商標を申請せずにビジネスを進めようと思っても、トラブルになってしまうことが予想されますので、中小企業であっても商標を申請しておく必要が御座います。出来るだけ早めに申請をしておいた方が安心です。

 

中国商標局への出願件数の傾向

■外国からの申請が増加している

中国における商標、特許、実用新案、意匠などといった各知的財産権の出願件数というのは、どのジャンルにおきましても年々増加傾向にありますが、その中でも最も急激に増加傾向にあるのが中国商標です。

ここ数年、前年比20パーセントの勢いで出願数が伸びており、近年の傾向としましては、中国以外の外国からの申請が増えているという特徴が御座います。

 

■出来るだけ早めの商標出願を

世界各国から、中国商標の出願があり、2012年度にはおよそ160万件(中国/外国含めて)にものぼり、この数は日本の12倍ですし世界一なのです。

現在でも出願数が膨大なため、審査が追いつかずに登録されるまでには通常1年から2年、長い場合には3年程度と、時間もかかっておりますが、これから先も商標出願数というのは増えることが予想されますので出願から登録までにはさらに時間がかかってしまうかもしれません。

ですので、中国ビジネスを始めるという際にはとにかく早めに商標の出願をしておくということをおすすめいたします。

 

■出願件数の増加=トラブルの増加

また、出願件数が増えるにしたがって、商標の売買など日本企業も様々なトラブルの被害にあっておりますので、きちんと専門知識を持った代行会社などを利用することが失敗しないためのポイントです。

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