出願について/日本一わかりやすい中国商標

出願について

ドメイン名も商標登録した方が良い?

■ドメイン名も商標登録しておいた方が安全

インタネット・ホームページ、ネット通販会社など、ドメイン名がブランドになっている場合には、そのドメイン名というのはとても重要です。

中国では、ドメインに関して商標権侵害などのトラブルも多数起こっておりますので、商標のもと、しっかりと登録しておいてドメイン名を保護しておいたほうが得策だと言えるでしょう。

 

■ドメイン名の商標登録に関する詐欺メール

最近では、中国において第三者が勝手に貴社のドメイン名を商標登録しようとしている、といったメールが届く詐欺も広まってきております。

特別な保護をする代わりに、金銭を要求してくるというケースだったり、返信してしまって会社の情報などを集めようとするケースなどもありますので気をつけましょう。

ドメイン名に限らず、ブランド名などどのようなものであっても基本的には中国の商標局などが第三者が出願をしてもお知らせしてくれるようなサービスは御座いませんので、こういったメールには応答しないようにしましょう。

中国商標の状況を把握しておりませんと、これが本当なのかどうかということは分からないものです。ですので、こういったトラブルを未然に防ぐためにも前もって先にドメイン名も中国商標出願しておいた方が安全です。

ピンイン表記での中国商標登録

■中国語の発音を表記するピンイン

「ピンイン」というのは、中国語の発音を表記するためにラテン文字にして作られている発音記号のことです。現代の標準中国語の発音を表記するために世界的にも広く通用しております。

このピンインを使用して商標登録をしたいと思った場合には、商標登録が可能となります。

 

■ピンインでも商標登録をしておいた方が安全

漢字にて商標出願をする場合には、同時にピンインでの商標も出願しておいた方がより安全だと言えるでしょう。漢字での商標とピンイン商標というのは、著名商標であったり、特定の意味を持っている場合を除きましては類似商標として扱われませんので、それぞれ登録しておく必要があるのです。

ですので、中国語でのブランド名などを商標出願しただけでは、ピンインに関して第三者が出願してしまう可能性も考えられます。

また、漢字が異なっていても同じピンインを使用しているという可能性も御座いますので商標出願申請の前にはしっかりと事前調査をすることが大切です。

ブランド名などをピンイン表記にした際に、同一のものになってしまったり商標登録が出来ない地名と同じ表記になってしまうということもあるのです。

 

会社名の中国商標登録は略称でも良い?

■略称を出願する場合には一般商標申請と同じ条件

会社名を中国商標出願する際には、正式名称でなく略称の場合には一般商標申請と同じ申請条件となります。従って、すでに同一の商標が無いか、類似している商標が無いかどうかということしっかりと事前調査しないとなりません。

また、株式会社を組み合わせて商標登録をするのか、それとも略称だけを商標登録するのかによって、使用していく際のリスクが異なってくることも御座います。

 

■普段使用する会社名での商標出願を

たとえば会社名の略称を商標登録した場合には、その略称にさらに株式会社や有限会社などを組み合わせた商標を第三者が登録しようと思っても、類似している商標だと判断されて登録されないという可能性は高いと言えるでしょう。

会社名を中国商標登録するという場合には、中国ビジネスをする上で略称を使っていくのか、それとも正式名称を使っていくのかということを考えた上で、申請出願するということが大切になるのです。

 

会社名をスムーズに中国商標登録する際に満たす必要のある条件

■中国商標登録されやすい会社名

中国においてビジネスを展開していくという場合には、会社名も中国商標登録しておいた方が良いのですが、会社名と100パーセント同じ商標で申請するという場合には、会社名が一般単語のみの場合を除いて一般商標よりは登録される可能性は高くなります。

その条件とは、会社名に「株式会社」や「有限会社」などの単語も全部入れて申請して、さらに、商標申請者はこの会社の名義にするということです。

 

■中国語名で商標登録すると保護の範囲が広がる

中国商標において会社名が日本名であるという場合、どの範囲まで商標保護をしていきたいかによって、中国語名での登録を検討していくということになるかと思います。

中国の商標では、ひらがなやカタカナは図形商標となっているために、第三者に文字商標である中国語(漢字)に勝手に企業名を変換されて出願されてしまうという可能性も考えられます。

第三者に権利を取られてしまって、後になってから取り戻そうとしても費用や時間、労力などの色々なコストがかかってしまいますので、前もって中国語での会社名というのも出願しておき、類似している範囲も保護しておくということも頭に入れておいた方が良いでしょう。

中国商標登録後に変更点がある場合

■変更点がある場合には

商標登録以後、変更したい点があるという場合には、概ね半年から1年間程度の時間がかかってしまいます。公告期間には変更することは出来ません。

商標の名義変更や住所変更などをしたいという場合には、商標局に変更の登録をしなくてはなりません。その場合注意しなくてはならないのが関連している登録商標に関しましては、一括で変更登録をしないといけないということです。一部だけを変更したいというのは認められず、変更の申請が通らなくなってしまいます。

 

■勝手に改変して使用してはいけない

中国で商標が登録された際には、その登録した通りの商標を使用していきませんと認められない場合が御座います。

たとえば、多少書体を変えて使用するくらいでしたら問題は無いのですが、漢字とアルファベットの組み合わせで登録されている商標を、漢字だけで使用したり、アルファベットだけで使用したりといったときには商標の使用と認められませんので注意が必要です。

このように正しく使用していない場合には、取り消し対象となってしまうことがあるのです。

登録商標マークなどの登録標示をつけることは問題ありませんが、右上か右下に標示する必要が御座います。

 

 

中国商標調査の際に必要な情報

■必要な情報

中国商標の出願をする前に、同一の商標や類似している商標がすでに登録されていないかどうかをチェックするための事前調査というのはとても大切です。この調査をおこなう際に必要な情報というのは、まず商標というのは商品やサービスと必ずセットになっていますので、調査の対象となる商標に該当する品目を選定する必要が御座います。

 

■調査の方法

中国商標調査というのは、まずすでに登録されているものに対して同一や類似しているものが無いかどうかの調査、さらには新たに商標出願されているものの調査などが御座います。

これらは、中国商標のデーターベースや、商標公報、商標文献などを調査していくことになります。

出願する商標が文字商標(中国語の漢字や英語のアルファベット)なのか、図形商標(日本語のひらがなやカタカナも含む)なのかによっても調査方法が異なります。

 

■調査の重要性

この事前調査をしておくことによって、商標登録がされるかどうかという成功率も変わってきます。中国は商標の出願数が世界一であり、国内、海外からとてもたくさんの出願がされているため、どうしても同一のものや類似しているものも多くなってきてしまいます。

審査にも時間を要しますので、事前調査をしてから出願をすることによって、よりスムーズに進めていくことが出来るようになるのです。

 

中国商標の類似を決める判断基準

■中国商標の類似の判断基準とは

中国商標は、同一のものはもちろんのことですが、類似していると判断されたものに関しては登録することが出来ません。

類似しているかどうかを判断する方法はとても難しく、商標の文字やデザイン、さらには分類によっても判断方法が異なっております。

基本的には、同じ分類の中において、同じ漢字を使ってる割合が高ければ、商標は類似しているものと判断されることになります。

また、中国語(漢字)での商標というのは、同じ呼び方なのですが文字列や文字列からくる意味合いが違っていると、類似していないという判断がされたりもします。こういった判断基準は、漢字文化である中国独特の審査基準があると言えるでしょう。

 

■ひらがなやカタカナの商標の類似判断基準

また、日本語のひらがなやカタカナについても中国商標登録は可能ですが、文字商標ではなく図形商標としてみなされることになります。

類似しているかどうかの判断基準は、外観のデザインもそうですが、ひらがなの読み(発音)や意味合いに関しても考慮されます。

 

中国商標の国際分類表

■中国商標で採用されている国際分類表

中国商標で使用されている商標分類というのは、日本の商標と同様に世界知的所有権機関(WIPO)が定めた国際分類表にもとづいて作成されたものを採用しております。

しかし、日本と同じ国際分類表を採用しているからといって、全ての点において同じというわけでは御座いませんので注意が必要です。

どうしてかと言いますと、日本語の国際分類表と中国語の国際分類表では、言葉の意味合いによって概念が同じではないものがあるからなのです。

 

■日本とは異なっている点もある中国商標の分類表

中国商標では、国際商標分類のほかにも、中国でのオリジナルの類似群コードというのも採用しておりますので、商品を指定する際には、そういったコードのことも考えていかなくてはならないのです。

ですので、日本語版の国際分類表をそのまま中国語版のものに当てはめて考えていけば良いというものでもないのです。

中国商標を出願する際には、国際分類表も中国語ですので、きちんと高いレベルの翻訳が出来る代理人に依頼していかないと間違った分類での出願になってしまったり、さらにそれに加えて中国商標のことをきちんと理解しているかどうかということも求められるのです。

また、中国独自の品目に関しての分類もあり、通常 頭にCから始まる区分番号がそれに該当します。

 

中国商標で登録出来るもの・出来ないもの

■中国で登録可能な商標の種類

中国において登録できる商標には、文字(漢字・アルファベット・数字)、図形、立体標識、色彩の組み合わせ、またこれらを組み合わせたものや団体商標が御座います。

もし中国商標に日本語のひらがなやカタカナを使用したいという場合には、中国では文字商標としてではなく図形(ロゴ)商標として扱われることになります。日本語だけではなく、その他の特殊な外国の文字に関しては同様に扱われます。

中国では、視覚的商標が登録の対象となっておりますので、たとえばにおいや音響などの視覚的に識別できないものに関しましては、商標登録は出来ません。

 

■同一、類似の商標に注意

第三者が先に登録を済ませている商標だったり、それに類似している商標につきましては登録をすることは出来ません。

ですので、中国にて新たに登録したい商標があるという場合には、出願する前にしっかりと事前調査をすることが大切です。中国は人口も多いですし、会社の数も多いので実に様々な商標が登録されております。また、現在では申請数が世界一になっており、中国だけではなく世界各国から申請されておりますので、事前調査をしないとせっかく申請をしても通らないというケースも多々あるのです。

 

中国商標出願に必要な書類について

■申請者が法人と個人によって違う

中国商標を出願する際に必要な書類についてですが、申請者が法人か個人かによって用意するものが異なっております。

まず、申請者が法人の場合には、登記簿のコピー、委託書、商標のロゴデータが必要になります。

次に、申請者が個人の場合には、パスポートのコピー、委託書、商標のロゴデータが必要になります。

 

意外にも用意する書類は少なくて済むのですが、実際の申請は中国語のものを使用することになりますので個人でおこなったり、言葉が分からないという場合には専門家に依頼するという方が確実にスムーズに申請がおこなえるでしょう。

 

用意した書類をまとめて提出して出願費用を納付しますと、中国商標の審査が始まります。まずいちばん最初には出願書類に不備が無いかどうかをチェックする受理審査というものがおこなわれます。もしこの時点で書類に大きな不備があるという場合には不受理処分になってしまいますので、書類の数は少ないとはいっても間違いがないように準備しておかなくてはなりません。

この受理審査に通過して書類が受理されますと、その後の審査に進んでいくことになります。この次の方式審査でも書類がチェックされて、もしここで補正命令がくだされると補正書を提出する必要があります。

中国での商標登録の成功率を上げるためのポイント

■商標名についてのポイント

中国で商標登録を成功させるためにはポイントが御座います。せっかく商標出願をおこなっても、認められないというのでは意味がありませんので、しっかりとポイントを抑えてから出願をするようにしましょう。

まず、商標名に関してですが、中国で人気になっているような単語を避け、そして長めの商標名を作るということがポイントになります。

人気の単語というのは、やはり多くの方がつけたがりますので名前が被ってしまったりすることもありますし、短い商標名でしたらより一層その可能性が高くなってしまいます。

 

■事前調査の重要性

商標を出願する前には、必ずきちんと事前調査をするようにしましょう。既に登録されている商標に同一のものが無いか、類似しているものが無いかということを確認するということが、商標登録の成功率を上げるために大事な要素になるのです。

 

■依頼する会社のレベル

また、中国商標出願を依頼する会社の翻訳レベルも高いものが求められます。間違ったニュアンスで翻訳されてしまったために商標が認められなかったということでは意味がありません。また、中国商標について熟知しており、様々なノウハウを持っている専門家がいるかどうかということもポイントになります。

 

中国語が出来なくても中国商標をとれる?

■何処に依頼をするかによって違いがある

中国ビジネス進出のために中国商標の出願申請をおこなう場合、必要な書類を中国語に翻訳したりする必要が御座いますし、中国のローカルの現地会社に出願代行を委託するという場合には通常は中国語でのやり取りになります。

ですので、こういったケースでは中国語が出来ないとなかなか難しいのですが、日本国内の代行会社に出願代行を頼めば、日本語のみのやり取りで大丈夫です。

■代行会社を選ぶ際のポイント

中国商標の出願をする際には、少しでも書類に間違いがあったり、意思疎通が上手にいかないと、商標登録がされなかったり間違いに気付かないまま登録されてしまったりということもあるかも知れません。

日本語に精通している中国人の専門スタッフがいるかどうかということも委託代行会社を選ぶ基準にもなります。ただ日本語が話せるというだけでは、少々不安だったりもします。語学レベルが高いことに加えて、商標登録という専門知識を兼ね備えている必要があるのです。

 

中国語が全く分からないけれども中国でのビジネス進出を考えているという場合には、やはり日本国内の代行会社に依頼をするのが間違いありませんし、安心して任せられるはずです。

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